今月のバンコクポストに、面白い記事が載っています。
http://www.bangkokpost.com/business/news/1210369

パタヤの南部、ジョムティエンエリアに開発する予定だったCentara Grand Residence Pattaya, あのウォーターフロントなども手掛けていたチューリップグループが手掛け、販売していた高層コンドミニアムです。

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Centara Grand Residence Pattaya 完成予想とされていたCG図

この物件、2012年から工事を開始し、2016年完成予定でしたが、現場を見に行くと、誰の目にも明らかなほどに工事が止まっています。
記事にもありますが、購入者で提訴された方々の一人の話として、「2016年の完成予定日になっても、現場には杭が数本と、わずかな建屋があるだけ」という話を紹介しています。
(ちなみに、実際の現場は、まさにそんな状態です。)
そして、今の段階で大多数の購入者が、監督省庁に申し立てをしたり裁判所に民事で提訴をしているという事を伝える記事です。

こんな記事がタイで報道に出た時点で、この物件をプレビルドで買う人間なんて居るわけありませんから、当然ながら完成や返済は絶望的です。
裁判所は、デベロッパーに返金を命じていますが、それも実現していません。

面白いのは、記事の中でも、以下のような部分です。
販売の書類には最初から、Centara Grand Residence Pattayaは、チューリップグループ(Bazis Development、これはチューリップグループ創設者であるユダヤ系の方の会社です)によって開発、販売されており、”Central Plaza Hotel Plc”または”Centara”関連会社により一切、開発、販売されていないとする免責条項がついていることから、”Centara Grand Residence Pattaya”がプレビルドで金だけ集めて建設されなかった事の責任を、”Centara”グループ含めて一切負わないとしている事です。

でも、この物件は看板広告でも、以下のようなCentaraの名前をドーンを使って、広告をしていた物件です。

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Centara Grand Residence Pattayaの広告看板(Bangkok Post記事より引用)

一般の素人の方が、こんな広告を車から見たら、そりゃぁCentaraが責任をもって作っているのだと思っても仕方がないでしょうね。

記事でも、コンドミニアムをプレビルド(完成前)で購入するリスクについて記載していますが、まさにその通りです。
そこで、Centaraの名前があるからと言って、信じてはいけないというのが、よくわかる記事です。
プロジェクトがこのように死に体になる際に明らかとなる事が、過去記事の”Marriott”の名前を冠した、プラトゥムナックの倒産したプロジェクト”Marriott Exclusive Apartments”と同様の事です。
この物件でも、勿論ですがMarriottは何の責任も、取るわけもありません。
注意が甘いと、死に体となった時になって、その事実にようやく気付くわけです。
過去記事)Marriott Exclusive Apartmentsの運営会社が実質倒産

プロジェクトの見込みが楽観的すぎて失敗する事もありますし、デベロッパーの中でも悪質な所になると、建築のコストもろくにかけず、払い込まれた資金を隠し、計画倒産をすることで、資金を得て逃げる事も出来てしまうのです。
今後も同様の問題は、バンコク、シラチャーなども含めて、表面化してくることが見込まれます。

購入を検討される方は、このようなリスク面にも慎重を期して、購入を検討される事をお勧めしています。

 

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